こんにちは!現役看護師とてちてた♪です。
今回は、「リアルタイム採血レポート」
私が現職場で採血させて頂いた体験の、忘備録です。
太さ・走行・深さ・弾力…。人によって血管の個性ってほんとにチガウ!
日々、様々な血管と向き合う中で「この血管は!」と思うものをピックアップして考察した記録。
前提となるシチュエーション
- クリニック外来
- 翼状針+シリンジ
- 駆血帯はワンタッチタイプ
弾力のあるプリッとした血管
本日一発目の患者さんは、50歳台男性。ごく平均的な体型。
足取りも軽く処置室へ入ってこられます。
血圧測ったり、一般的な問診のあと、「では採血をさせて頂きますねー」
しっかりした筋肉、肌のハリ。
青くはないけど、駆血しなくても見えてる血管。
凝視し続けなくても見逃さない分、油断しやすい血管とも言える…。実はちょっと苦手なタイプ。
採血レポート
患者さんは左手を差し出す。
んー、たぶんここ。肘内側の、尺側皮静脈。
「じゃあしばりますねー、手をぐーっと握ってくださーい」
駆血してー、私は左の人差し指中指でちょんちょん、、、ハリを感じる。消毒してー
翼状針の羽をたたんで持ち、皮膚を進展しながら狙いを定めてー
「ちょっとちくっとしまーす」プスッ……あれ?
逆血がない。
内心、一気に青ざめる。こんなにしっかりした血管なのに失敗するイメージ。
そのままもう少し針を進めてみるが、手応えがない。逆血もない。
待てよ、待てよ。落ち着ていて。軌道修正。
「ちょっとすみませんねー」
左手の固定をやや強めながら、少し針を抜いて、今度は右側に針を進める。
プスッとした手ごたえと共に逆血。
ホッとしながら左手で針を固定。
右手でシリンジの内筒をひいて無事に採血終了。
考察
若くて血管にも弾力があるゆえに、針が横滑りしたんだろうな。
左手(患者)の、内側(尺側皮静脈)は、こちら(私:右利き)の左手での固定が甘くなりがちというのもあるし。
刺入角度が浅かったのかも。もう少し針を立て気味にしても良かったのかもな。
まあ、成功して良かった。
でもちょっとほじくってごめんなさい。
コメント